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なぜPRP-FD注射後にあなたの膝は腫れるのか? [医療]

なぜPRP-FD注射は注射のあと5日から7日痛くて腫れるのか?
#PRP―FD注射 #変形性膝関節症 #市ヶ谷 #整形外科
7月9日は80歳女性の両変形性膝関節症の患者さんにPRP-FD注射を行いました。悩んでおられましたが、埼玉県にお住いの方で毎週両膝にヒアルロン酸を注射するために通院するのが大変だという理由で今回両膝にPRP―FD注射をすることを決断されました。
 PRPは先月、大リーグの大谷翔平選手が右肘にPRP注射をして靱帯再建手術を回避したことから注目が集まっています。
 当院でも2015年からPRP皮膚再生、毛髪再生注射を行い抗加齢医学会で良好な成績を報告してきました。
 本年度からついに関節のPRP-FD注射を開始しました。
 昨日、患者さんから連絡があり、右膝だけ腫れて痛みがあるので診察してほしいと埼玉から受診されました。
 痛みは7月9日の注射直後からあり、7月10日がピークで以後改善しているということでした。
 確かに腫れていますが、熱感は軽度で感染を起こしている兆候はありません。
 これは、PRP注射後の反応と診断しました。
 PRP-FD注射には大きくて分けて3つの作用があります。
1) コラーゲンの産生
2) 修復細胞の招集
3) 修復促進
です。
PRP―FDはご自身の血小板から作成したものですが、この血小板に含まれる成長因子には、傷の修復に必要な細胞を呼び寄せる性質があります。
 この患者さんの場合、右膝の変形が左よりも高度でしたのでより反応が出たのかもしれません。
 痛みが強い時はCOX選択阻害薬を内服処方していますので、今回もそのようにすると同時に、再度成長因子が急激に集まり痛みと腫れが出た可能性があると説明しました。
 『生みの苦しみ』というやつです。
 こちらもどの患者さんがどのくらい痛むのかは予想がつかず、都度対応しているのですが、皮膚や毛髪にPRPを注射する際よりも痛みと腫れが出現する頻度が高いので、関節内の環境は非常に敏感なものであるかもしれません。
 ちょうど7月10日に学会で慈恵医大の斎藤充准教授がPRPの関節内注射について言及されました。
 炎症を抑える作用は相当なものがあるとおっしゃっていたので、今後のPRP-FD注射に関して当院なりにのメソッドを確立して参りたいと思っています。
PRP-FD注射ご案内.jpg

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